今回より、私がこれまで経験してきたことを語りたいと思います。
私が中学生のときのことです。 寝ている私の部屋へ姉が入ってきたかと思うと、動けない私の上に乗っかかり、首を絞めてきたではありませんか!『やめてよ~ 』と声にならない声をあげながら、絶対明日親に言いつけてやると思っていたのでした。翌日姉に詰めよると、『え~、何のこと?』と身に覚えのない様子。そういえば、ドアを開けずにすり抜けて入ってきたような気が… 。それにしても姉によく似てたな…。後日母親にその話をすると、『あなたの上に8ヶ月で死産してしまった姉がいるのよ。』と聞いてもいないことを突然言いました。普段から霊的な話を全く信じない母がなぜその話を持ち出したのか、意味もわからずただただ驚きました。その人が生まれてたら、私はきっと生まれてなかったはず?と思い、ひょっとしたら怨まれてるのかもと思いました。当時は、お寺で水子供養を一度してもらっただけみたいです。 それから、十数年たったあるお盆のお墓参りのときにも、彼女は私たちが来るのを墓地の奥の方で待ち構えていたようで、私が他の無縁仏と一緒に連れ帰ってしまいました。姉は当時一人暮らしの私のアパートに一泊していきました。寝返りをうった私の真横に目を開けたまま仰向けで寝ていました。『近っ』と思いつつも、怖かったので、そーっと元の方に向き直りそのまま寝ました。お泊りを?楽しんでくれたのか…それから一度も出会っていません。満足して成仏してくれていればいいのですが…彼女の突然の訪問に息苦しい思いも何度かしましたが、彼女も私たちと同じように年を重ねていたのだと思います。親や姉妹と共に生活することを望んでいたに違いありません。 後になって気がついたのですが、実家で夢枕に現れる曾祖母と、祖母は仏壇のある部屋側のドアから入ってきて、伯父は玄関側のドアから現れてました。その姉も玄関側のドアからやってきたのです。
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